Earthshatter「1135」(2020)

2020年7月18日

カナダのニューメタルコアバンドの1stEP。


ex-The Afterimageで、現在ブルータル・デスメタルバンドBRAND OF SACRIFICEのメンバーとして活躍しているKyle Anderson(カイル・アンダーソン)Leo Valeri(レオ・ヴァレリー)Rob Zalischi(ロブ・ザリスキ)そしてポストハードコアバンドThe ParalellのメンバーLuck Snider(ルーク・スナイダー)等により結成されたニューメタルコアバンド

各々のバンドのエッセンスを上手く融合させたニューメタルコア。ニューメタルのサウンドを基軸に、今まで各々のバンドで培ってきた要素(ブルータリティ、メロディアス、プログレッシブ等)と、ニューメタル特有のノリの良いバウンスサウンドが融合することで、まさにEarthshatter(アースシャッター)ならではのサウンドとなっている。

歌唱法もスクリームやグロウルが入り乱れるが、その中でも突き抜けるクリーンボイスによるメロウなサビは、普段、こういった激しい音楽を聴かないような人たちにこそ聴いてほしい。多くの人達に聴かれるべき優れたポップネスを持ったバンドだと思う。


メンバー

・ Kyle Anderson(カイル・アンダーソン):Vocals

・ Leo Valeri(レオ・ヴァレリー) :Guitars

・ Luke Snider(ルーク・スナイダー) :Guitars

・ Dallas Bricker(ダラス・ブリッカー):Bass

・ Rob Zalischi(ロブ・ザリスキ):Drums

楽曲紹介

01. O’connor Drive

02. Ghost Orchid

03. W.T.M.

04. Spit

05. Vic Park

06. 1135

07. Cheat Code

#1 エフェクトをかけたドラミングに小気味良いDJスクラッチを絡めてくるニューメタル感全開のバンドサウンドでスタート。ギターリフが重く轟く中、エフェクティブな音が飛び交い、スクリームやグロウルボイスが入り乱れる。スッとキャッチーかつ王道的なサビが入ることで一気に説得力が増していく。Brand of Sacrifice譲り?の凶悪なブレイクダウンがカッコいい!! 

#2 THE MAD CAPSULE MARKETSを彷彿とさせるノリノリのイントロから極悪ブレイクダウン。凶悪なグロウルとスクリームが入り乱れる。やりたい放題やってるようでおいしい要素を上手いこと詰め込んだ計算高さ、頭の良さが窺える。

#3 ブチ切れたスクリームとグロウルが暴れ回るメタルコアパートと一般受けしそうなポップなサビという物凄い振れ幅が楽しめるが、これは好き嫌いが分かれるところかも。

#4 KornというよりCoal Chamberあたりを思わせるニューメタル風パートをしれっと挟み込みながらポップなサビで上手いことまとめるあたりさすが。

#5 タイトながらついつい跳ねたくなるバウンスサウンド。つい口ずさみたくなるポップな歌メロとダミ声のようなスクリームの対比が面白い。

#6 アルバムの中でもかなりイケイケなバウンス系。スクリームやグロウルと共にラップパートも登場していよいよ情報量の多さに若干圧倒された次第(笑)展開も声の種類も音の重ね方も・・・ニューメタルコアはとにかく情報量が半端ない。(笑) 毎度歌メロは秀逸なんだけど・・・シンガロング系であったりガナリ系であったりもっと違ったアプローチの歌も聴いてみたい。

#7 重々しいリフがひたすら刻まれるドゥーミーな曲。この楽曲では終始シャウト系のボーカルワーク。こういった曲が作れるのも彼らの持ち味。

Northlane、Capture The Crownの元メンバーにより結成されたDealerやクレイジーなニューメタルコアサウンドを聴かせてくれるOmertaなどが好きな人は是非、Earthshatterも聴いてみてほしい。ニューメタル的な不穏なリフであったりバウンスするバンドサウンドは近いところがあると思う。