Alpha Wolf「Fault EP」(2019)

オーストラリアはメルボルンのニューメタルコアバンドのEP。


Alpha wolf(アルファ・ウルフ)はオーストラリアはメルボルン出身のニューメタルコアバンド。ニューメタルコアブームの中、最先端のサウンドとファッション性で世界中に急速にファンベースを拡大している。オーストラリアで今最も人気のある若手バンド。

17年7月、デビューアルバム「Mono」をリリース。リリース最初の週にARIAアルバムチャートで29位に到達。

18年にVocalのAidan Ellaz(エイデン・エラズ)が脱退し、18年6月、VocalのLochie keogh(ロキエ・キーオ)DrumsのMitchell Fogarty(ミッチ・フォガティー)が新しいメンバーとして発表された。

19年3月、名門レーベル<Sharptone Records>(ポストハードコア ・プログレッシブメタルコアでお馴染みのレーベル。LoathePolaris、日本のバンドだとCrystal lakeなどが契約。)と契約。最新作「Fault EP」(フォールトイーピー)をリリース。オーストラリア国内ではThy Art Is MurderPolarisをはじめ、多くの人気バンドのサポートアクトを務め、19年4月にはヨーロッパでEmmure/Fit For A King/Obey The Braveなどとツアーを敢行。ヨーロッパ最大のメタル/ハードコアツアーIMPERICON FESTIVALにも出演するなど、今飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しているニューメタルコアの注目若手バンドだ。

尚、脱退したAiden Ellazは現在、元Capture The Crown、元Northlaneのメンバーと共にDealerというニューメタルコアバンドで活動している。Alpha wolfと音楽性が近いのでこちらも是非聴いて欲しい!!Dealerの方が若干キャッチーな印象。Code OrangeMachine Girlが好きな人にもオススメ!!


メンバー

・ Lochie Keogh(ロキエ・キーオ):Vocal

・ Sabian Lynch(サビアン・リンチ):Guitar

・ Scottie Simpson(スコッティ・シンプソン):Guitar

・ John Arnold(ジョン・アーノルド):Bass、Vocal

・ Mitchell Fogarty(ミッチ・フォガティー):Drums

楽曲紹介

01. No Name

02. Spirit Breaker

03. Russian Roulette

04. Fault

05. Sub-Zero

06. The Lonely Bones

#1
凶悪なバンドサウンドと慟哭のスクリームに圧倒される。タイトなリフワークが冴え渡る中、中盤あたりで聴こえる非常に迫力あるベースフレーズが印象的だ。ベースアルバムの幕開けに相応しい高揚感を煽る楽曲。

#2
冒頭から非常にタイトかつ重い“鈍器でぶん殴られるかのような"バンドサウンドが続け様に打ち込まれる様は、グルーヴメタル勢の影響をさらにエクストリームな方向に押し進めたようなイメージ。筋肉質な楽曲だけにサビの音の広がりが立体的に浮かび上がる。

#3
ノイズの壁をバックに、タメの効いた重々しいバンドサウンドが鳴らされる。途中、ハードコアノリに展開したりするのだが、基本的にはリスナーのことなど知ったことかと言わんばかりのデスコア寄りの容赦のないバンドサウンドを叩きつける。 

#4
荘厳な雰囲気のSE。タイトル曲がこういった短めのインタールード的楽曲というのもなんだか面白い。

#5
後半戦一発目はアカペラがなり系のラップから重々しいバンドサウンド。作りは比較的シンプルだが不穏なノイズやよく分からない効果音をバンバンブチ込んでくるあたりCode Orangeなんかと通じる部分を感じる。こちらのほうがリフワークはタイトな気がするが。

#6
ヘヴィかつキャッチーで乗りやすく、PANTERAを彷彿とさせるリフワークが印象的。タイトなリフワークからサビの広がりを感じさせる展開はお見事。若干顔を覗かせるアトモス的な音使いがひたすらにカッコいい。

今年は、同じレーベルのLoathePolarisといったバンドが非常に質の高いアルバムをリリースし、早くも話題になっている。Alpha Wolfの今作「Fault EP」19年リリース)では、今まで以上に洗練されたアレンジと攻撃性の高さを聴かせてくれたが、今後どのような活動を我々に見せてくれるのだろうか?彼らニューメタルコア勢の動きは逐一チェックしていきたいと思う。